
宝石と呼ばれるためには、天然の物質でなければいけません。
宝石は「美しい事」「希少価値がある事」「頑丈である事」などの三つの要素が揃っている事が条件とされますが、それより以前に重要視されることは「天然のものである」という事です。いくら美しく、希少価値があり、キズがつきにくい石であっても、それが天然の成分に似た成分を用いて人工的に作り上げた石であれば、それは宝石とは呼ばれませんし、ジュエリーとしても扱われません。
人の手によらず、自然界で生成された宝石物質を全て天然石と呼びます。その天然石の中でも、特に希少性の高いものが宝石、もしくは貴石などと呼ばれます。貴石に含まれない天然石は、全て半貴石として扱われます。貴石に含まれるのは主にダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルド、真珠などですが、学術的に明確な定義があるわけではありません。半貴石は貴石に含まれない天然石全てなので、ラピスラズリやムーンストーン、ローズクォーツなど非常に種類が豊富です。
天然石というと、採掘したものをカットや研磨以外に処理せずにそのまま販売されているものを連想される方が多いでしょうが、天然石は通常、カットや研磨以外の処理が行われていない「天然宝石」、そして天然宝石に外観の処理や改良がなされている「処理宝石」の事を指します。外部の人間から見たら天然石とは言いがたいような加工がなされていても、宝石業界にとっては立派な天然石なのです。
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